真山知幸ジャーナル

告知、執筆活動の記録のほか、書評、名言、偉人についてなど

2013-01-01から1年間の記事一覧

「天才」は「努力の天才」を略したもの?

「努力だ。勉強だ。それが天才だ。 誰よりも三倍、四倍、五倍勉強する者、 それが天才だ。」 野口英世の言葉。若い頃の写真を載せてみた。 高校時代にサッカー部で、足達さんという、ろくに練習に来ない半分ヤンキーみたいな先輩がいたのだが、ふらりと来た…

新しいことをしようとして周囲の反発を買ったときに思い出したい名言

「新しいものは常に謀反である」 明治から大正にかけて活躍した作家・徳富蘆花の言葉。 新しいことをやるとは、周囲にそむくこと――。 だから、反感を買って当然のことなのだろう。

今だったらパワハラな名言

「苦労しているというが、 血の小便が出るまで苦労したのでしょうか」 経営の神様、松下幸之助が1961年の熱海会談にて。 ちなみに、会場となったニューフジヤホテルには、僕が熱海に旅行するたび、泊まろうとしているのだけど、まだ縁がない。つい、馴染みの…

葛飾北斎的な屋号ビジネスを考える

年内発刊の本が無事に終わった。夏前くらいかかっていたが、ようやく出すことができる。別名なので、ここでは告知しないけれど、これで少しはまたブログを書く時間もできるだろう。あまりに更新しないため、広告が表示される有様。ただでさえアクセス数が少…

そろそろ来年の抱負を考えよう

日が暮れるのも早くなったし、もうあと今年も2ヶ月ちょいです。 振り返るに、せっせと読んで、せっせと書いて、せっせと飲んだ1年であった。もうちょっと、せっせと走りたかったんだけど、月に1回、皇居を走る程度。それでもやらないよりは、いいのかもし…

なぜ書くのか?

ブログで編集者との企画会議について書いたところ(http://mayamatomoyuki.blog84.fc2.com/blog-entry-198.html)、不思議と新刊執筆の依頼が立て続けに舞い込んできた。もちろん、いずれも企画段階なんだけど、こういうのをなんというか、引き寄せの法則と…

「今でしょ」の精神は持ち続けたい

今年は流行語大賞が混戦になりそう。「今でしょ」「アベノミクス」「じぇじぇじぇ」「倍返しだ」。どれも流行したといえるもの。テレビ発ではない「アベノミクス」が一番、浸透したかなと個人的には思うけど、使いやすいのは「じぇじぇじぇ」か。 でも個人的…

編集者と企画会議を乗り越えるべし

編集者との打ち合わせは、平日のランチタイムか、夜20時以降に設定させてもらっている。そうなると、やはり初対面の場合、昼を選択されることがほとんどで、今日の昼も新しい編集者の方と打ち合わせしつつ、食事をば。「あ、これやりたい」とすぐに思える企…

倍返しできない人のための『ようこそ、わが家へ』(池井戸潤)

原作ファンとしては「半沢直樹」のヒットは嬉しい限り。ドラマしか観てない人は、ぜひ2作とも読んでほしいなあ。ドラマに負けないくらいスッとします。今は再び読み返しているんだけど、もはやドラマのキャスティング通りの顔しか思い浮かばない。ミッチー…

ドラマ化希望の上京漫画『トーキョー無職日記』『トーキョー自立日記』(トリバタケ ハルノブ)

トーキョー無職日記 タイトルから暗い漫画を想像するかもしれない。主人公のハルオは、23歳の無職。大学からドロップアウトして、半ば強引に上京してみたところで、何も状況は変わらないというところから物語は始まる。 こう書くと、確かに暗そうだ。しかし…

トーク・イベント「文学と反レイシズム」に参加して

長男にせがまれて、家族で東京ドームシティのヒーローショーを観覧。前作の「ゴーバスターズ」がシリアスだっただけに、ポップでコメディな「キョウリュウジャー」は、個人的にも好きだ。いざ戦うときに、いつも恒例のサンバのダンスを踊る正義の味方も笑え…

『冷たい熱帯魚』がなんだかすごかった

冷たい熱帯魚 [DVD] 「生きるってのはな、痛いんだよ」 (社本信行/『冷たい熱帯魚』より) ------------------------------------------------------------------------------ 実際にあった「埼玉愛犬家連続殺人事件」から着想した物語。観よう観ようと思…

日本禁煙学会がジブリ新作「風立ちぬ」に抗議

「風立ちぬ」について、このブログでも「禁煙中の人は観ないほうがよい」と書いたが、こんな抗議が実際にあるとは、いやはや。 映画「風立ちぬ」でのタバコの扱いについて(要望と見解) http://www.nosmoke55.jp/action/1308kazetatinu.html それに対して、…

自由研究はまだ間に合う!『目でみることば』をパクろう

早いもので、もう盆が来ております。それはすなわち、夏休みの終わりが近づいていることを意味しており……。 良い子の諸君! 宿題のほうは順調かね?今は想像できないだろうけど、大きくなって社会に出てからも 「●●さんって夏休みの宿題とか、 早めに済ませ…

二世縛りはちときつい

穂のか降板舞台“代役”見つからず 美勇士ら中止に危機感 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130201-00000317-oric-ent 「二世縛り」だと、ただでさえ 大変な代役探しも難航しそう。 偉人の二世についての 本を思い出してしまった。 ↓ 教科書に載せたい偉人…

ジブリ新作「風立ちぬ」を観ないほうがいい人

バルト9で「風立ちぬ」を観てきた。 主人公は、零戦を完成させた飛行機設計技師、堀越二郎。 劇場にいながら、風を感じることができた。 主人公・二郎の声高ではないが、静かに熱い。 その飛行機へのひたむきな情熱を観て、 自分も、もっと今の仕事に全体重…

中高生のときに読んでおきたい「面白くて眠れなくなるシリーズ」

もっと早くこの本に出会っていればなあ、 ということが大人になってからしばしばある。 特に学生時代には、たくさんの本を通じて、 自分のいろいろな関心の幅を広めておくと、 将来の進路の選択肢も増える。 PHP出版の「面白くて眠れなくなるシリーズ」は 身…

西村賢太の描く小説があまりに酷い

小銭をかぞえる (文春文庫) 酷い。あまりに酷い。 なんなんだ、この主人公は一体・・・。 金にはだらしない、空気が読めずに口が悪い、 女性の扱いもめちゃくちゃ、友人と呼べるような人もいない、 立場が弱いときはこびへつらい、その必要がなくなると、 逆…

『この世の全部を敵に回して 』(白石 一文)

この世の全部を敵に回して (小学館文庫) 語り手の友人であるK***氏の手記がひたすら続く本作。 ストーリーは進まず、K***氏の人生観がつまびらかになっていく。 哲学書のようで、小説の自由さを改めて思い知った。 私は子供たちのことも妻のことも愛…

立川志ら乃の自伝本『うじうじ』が発売!

うじうじ イジめられていた小学時代から、お笑いに目覚めた中高校時代……。 落語をバカにしていたときもあったという立川志ら乃が、 いかに立川志らくの弟子になり、落語道をひた走ることになったのか。 本書では、立川流の真打ちになるまでの道のりが書かれ…

酒と小説と友達

居酒屋で酒を飲みながら、 書いてきた小説をお互いに批評をし合うという 酔狂な集まりを定期的に開催しておる。 メンバーは私を含めて3人であり、 一人は小学校からの同級生、 もう一人は社会に出てから知った友人とあり、 いわゆる同人仲間のようなものとは…

やりすぎ!?恋愛コメディ『ミート・ザ・ペアレンツ』

ミート・ザ・ペアレンツ [DVD](2004/12/29)ロバート・デ・ニーロ、ベン・スティラー 他商品詳細を見る いろいろ観たいのがあったけど、 深く考えずに観られる恋愛コメディをチョイス。 「3」まで出ているが、観たことがなかった。 看護士のグレッグが恋人の…

「攻めのリハビリ」を行う酒向正春ドクター

思わず、原稿を書く手を止めて、 「プロフェッショナル」を見入ってしまった。 http://www.nhk.or.jp/professional/2013/0513/index.html 酒向正春氏は、重症患者でも 早い段階から積極的に体を動かす 「攻めのリハビリ」を実践している。 目を奪われたのは…

清涼院流水のTOEIC小説『不思議の国のグプタ』が破天荒すぎる

書店に行っても、過剰なエネルギーを持つ 新刊に出合うことが、少なくなっている気がする。 本が売れないため、出版社で企画を通すのに 「類書があるのか? そしてそれは売れているのか?」という点が より重視されるようになったのも、その一因かもしれない…

本は地元の本屋で買おう

昨年分から税理士さんに確定申告をやってもらうことになった。 毎年、年が明けると、執筆活動と並行して、 青息吐息でやよいで青色申告をやっていたが、随分と楽になった。 「最高の人生に変わる天才100の名言」を 予定通り書き上げられたのも、 ひとえに税…

新刊『最高の人生に変わる 天才100の名言』が本屋に並んだ!

最高の人生に変わる天才100の名言(2013/03/08)真山 知幸商品詳細を見る 新刊が出ました~。 アインシュタイン、ミケランジェロ、 ピカソ、ジョブズ、野口英世・・・ 怒涛の天才の名言、100連発! 裏テーマは「天才たちの幼少期」。 解説では、彼らがどんな環…

西村賢太は病みつきになる

二度はゆけぬ町の地図 (角川文庫)(2010/10/23)西村 賢太商品詳細を見る 乗り換え駅のキオスクでフラリと買ったが、癖になりそう。 どれも最低な内容だが(褒め言葉です)、 「腋臭風呂」は特にヤバい。 初めは18歳の頃の話なのだが、途中で20年後に飛んで、 …

『お役所仕事入門』(山田咲道/日経プレミアシリーズ)

お役所しごと入門 (日経プレミアシリーズ)(2013/01/24)山田 咲道商品詳細を見る 昼間、編集者とランチしながら話していたのだけど、 どこかのタイミングからか、日経プレミアシリーズの 存在感が増したような気がする。 ひしめく新書のなかでも、あ、面白そ…

そのコミュニケーション能力の高さはどこから?

「コミュニケーション能力の高さ」 会社の採用条件にまず挙がってくるもの。 このような本も売れるわけである。 できる大人のモノの言い方大全(2012/09/25)話題の達人倶楽部商品詳細を見る 確かにコミュニケーション能力「も」あれば 仕事は円滑に進むし、周…

一人っ子は戦争に向かない

今朝の山手線は地獄絵図のようであった……。 心配していた雪ではなく、人身事故にて。 実にカオスな状態だったなあ。 何気に新年一発目の更新。 印象に残っているニュース記事をちと紹介したい。 中国軍に致命的欠陥 “弱腰兵士”が増加 「一人っ子政策」が直撃…