真山知幸ジャーナル

告知、執筆活動の記録のほか、書評、名言、偉人についてなど

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ジブリ新作「風立ちぬ」を観ないほうがいい人

バルト9で「風立ちぬ」を観てきた。 主人公は、零戦を完成させた飛行機設計技師、堀越二郎。 劇場にいながら、風を感じることができた。 主人公・二郎の声高ではないが、静かに熱い。 その飛行機へのひたむきな情熱を観て、 自分も、もっと今の仕事に全体重…

中高生のときに読んでおきたい「面白くて眠れなくなるシリーズ」

もっと早くこの本に出会っていればなあ、 ということが大人になってからしばしばある。 特に学生時代には、たくさんの本を通じて、 自分のいろいろな関心の幅を広めておくと、 将来の進路の選択肢も増える。 PHP出版の「面白くて眠れなくなるシリーズ」は 身…

西村賢太の描く小説があまりに酷い

小銭をかぞえる (文春文庫) 酷い。あまりに酷い。 なんなんだ、この主人公は一体・・・。 金にはだらしない、空気が読めずに口が悪い、 女性の扱いもめちゃくちゃ、友人と呼べるような人もいない、 立場が弱いときはこびへつらい、その必要がなくなると、 逆…

『この世の全部を敵に回して 』(白石 一文)

この世の全部を敵に回して (小学館文庫) 語り手の友人であるK***氏の手記がひたすら続く本作。 ストーリーは進まず、K***氏の人生観がつまびらかになっていく。 哲学書のようで、小説の自由さを改めて思い知った。 私は子供たちのことも妻のことも愛…

立川志ら乃の自伝本『うじうじ』が発売!

うじうじ イジめられていた小学時代から、お笑いに目覚めた中高校時代……。 落語をバカにしていたときもあったという立川志ら乃が、 いかに立川志らくの弟子になり、落語道をひた走ることになったのか。 本書では、立川流の真打ちになるまでの道のりが書かれ…