真山知幸ジャーナル

告知、執筆活動の記録のほか、書評、名言、偉人についてなど

2011-01-01から1年間の記事一覧

140字BOOKレビュー【5】『悪夢のエレベーター』『床下仙人』

悪夢のエレベーター (幻冬舎文庫)(2007/10)木下 半太商品詳細を見る どれくらい倒れていたのだろう? 正気に戻った主人公がいたのは、 緊急停止したエレベータ。 同じく閉じ込められたのが 関西弁男、緑ジャージ男、メンヘル女。 徐々に明らかになる3人の素…

可愛すぎる「本のしおり」が京都に上陸!

イラストレーターのオオスキトモコさんが 今日から始まる京都のイベント、 「三条富小路書店」に参加してるそうな。 しかし、このしおり、可愛すぎるぜ・・・。 しおりなのに、ちゃんとキャラ立ちしていて、 ジャンルにあわせて選べるのが新しい。 それぞれ…

140字BOOKレビュー【4】『グレート・スモーカー』

グレート・スモーカー―歴史を変えた愛煙家たち (祥伝社新書 (051))(2006/08)祥伝社新書編集部商品詳細を見る 吸える場所は減り続け、どんどん肩身が狭くなっていく喫煙者。 しかし歴史を変えた人物はみな愛煙家だった!? 『グレート・スモーカー』(祥伝社…

140字BOOKレビュー【3】『カネが邪魔でしょうがない』

カネが邪魔でしょうがない 明治大正・成金列伝 (新潮選書)(2005/07/14)紀田 順一郎商品詳細を見る 「どうだ明るくなったろう?」 暗い玄関で靴を探す料亭の女中に、成金がお札を燃やすという風刺画は、 日本史の教科書で異彩を放っていた。 『カネが邪魔でし…

140字BOOKレビュー【2】『気持ちが楽になるスヌーピー』『現実入門』

気持ちが楽になるスヌーピー(祥伝社新書236)(2011/04/02)チャールズ M. シュルツ商品詳細を見る 実家にたくさんあったスヌーピーの原作。 憂鬱なチャーリー・ブラウン、勝気なルーシー、 毛布を抱く哲学者ライナス・・・・・。 改めて読むと大人こそ読むべ…

140字BOOKレビュー【1】『七人の旋毛曲り』『有名人の子供はつらい』

慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り―漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代 (新潮文庫)(2011/06/26)坪内 祐三商品詳細を見る 夏目漱石、南方熊楠、幸田露伴、正岡子規、尾崎紅葉、斉藤緑雨、宮武武骨。 この7人はみんな慶應3年、幕末維新の真っ…

週刊ポスト「ED偉人」について協力しました

今週のポストの特集は「ED(勃起不全)に克つ」! カラーページの「あの偉人も悩んでいた」の見開き紙面にて 協力として僕のクレジットが入っています。 さて、どんな偉人がインポテンツに悩んでいたのか!? 誌面でどうぞ~。 今日の分の偉人原稿の執筆も終…

人生にメリハリをつけて偉人になろう

今日はゲーテについての原稿を書いた。 精力的過ぎるゲーテの仕事ぶりを紹介しているうちに、 めまいがしてきそうだ。 一体、何人分の人生を送ったのだろう。 だけど、そんなゲーテもやはり人間。 疲れ果てて、停滞していた時期があった。 そんな話をせっせ…

なぜ文章がわかりにくくなるのか

今日も今日とて原稿を書いておった。 「せっせせっせ」という言葉がしっくりくる。 ほんとは「だーっと」とか「ぶわーっと」書いたりしたいのだけども、 いかんせん、僕は睡眠時間を6時間はとらないと、 文章を書くところではなくなる。 なので、毎日少しず…

書き手のスタンスには3つのタイプある(『清涼院流水の小説作法』より)

抱えているうちの1冊のお仕事が終了。 こうして1冊、また1冊と書くうちに、 文章力がレベルアップしている自分に気づく・・・ な~んて、わけはもちろんなく、いつになっても悪戦苦闘している。 少しはうまくなっとんかいな? 果たして、自分の書く文章は…

校正と執筆がエンドレス

おやおや、ブログを全く書いていなかった。 せっせと偉人のゴシップを書いては校正する日々。 真山さん名義で出すものに関してはここで告知しますけども、 そうでないものも読みたいという奇特な方はご連絡をくだされ。 いろいろと大人の事情があり・・・。 …

伝記にされやすい偉人、されにくい偉人

エジソンの偉人伝は、誰もが目にしたことがあるだろう。 小学生のときに読む伝記モノの定番である しかし、よく考えれば、エジソンは小学校中退。 それから母親の教育のみを受けて、早々と社会に出て、 後に発明家としての道を歩んでいく。 生き方として勇気…

目指すならばロッシーニのような転身を

先日、友人の転職について少し書いたが、 僕が転身するならば、周囲があっと驚くような道を進んでみたい。 あこがれるのはロッシーニ。 オペラ作曲家として人気を博し、 「セビーリャの理髪師」「ウィリアム・テル」など 数々の名作を残しながらも、37歳で…

安全と冒険で君はどっちへ行く?

友人が現在の勤務先を辞めるという。 いろいろと相談にも乗ってきたが、 決心は固いようだ。 思えば彼も30代。 僕の周囲では、30代で転職しているケースが非常に多い。 やはり一つ、区切りをつけたくなる年なのだろう。 残りの人生を考えたときに。 転職…

週刊ポストで「偉人の癖」について書きました

週刊ポスト(2011年09月30日号、P151)で 『偉人たちも悩んだ「癖」』という囲み記事を書きました。 漱石、ファーブル、ニュートン、森鴎外などの癖について。 ああ、最近ブログの更新をしていなかったなあ・・・。

綿谷りさの四コマ漫画が読めます

文藝 2011年 08月号 [雑誌](2011/07/07)不明商品詳細を見る これから読むんだけど、辛酸なめ子との対談を一番初めに読んだところ、 なんと綿谷りさが4コマ書いてる!しかも2つ! 意外な絵のタッチっ・・・! 買いましょう。

サンドイッチエッセイの書名が分からない話

週末は、ちょこちょこと吉祥寺に足を運んでいる。 いくたびに、小さな雑貨屋だったり、 時間のゆるいカフェに出合うのが楽しい。 井の頭公園でのんべんだらりとするのも良いリフレッシュになる。 吉祥寺アトレもいろんな店が入っている。 うまそうなものや、…

泳げなかった森鴎外

水の事故が続いている。 季節柄、毎年のことだが、 天竜川で川下りで死亡者が出たのは衝撃が大きかった。 一人は2歳の子どもである。 あまりにつらい。 熊本・球磨川でも、急流下りをして、9人が転落したが、 こちらは死亡者は出なかった。 9人ともライフジ…

なぜ人生は振り返ると短いのか

なんだか、毎日、楽しくも忙しい日々を送っております。 ここ数日は、実に暑いですなあ。 今書いている本は10月に出る予定で、 あと1冊、企画が進んでいる。年内いけるか。 あとさらにもう1冊、これは企画の卵も卵だけど、 今月内に編集者と打ち合わせる予定…

『石川くん』 (枡野浩一著、集英社文庫)

石川くん (集英社文庫)(2007/04/20)枡野 浩一商品詳細を見る 偉人たちを取り上げた本は世の中にあまたがあるが、 この本は異色中の異色。 歌人の枡野浩一が石川啄木をけなしまくっているのである。 彼が怠けもので仕事をしょっちゅう休んでいたこと、 毒舌で…

『業界紙諸君!』(佐野 眞一/ちくま文庫)

業界紙諸君! (ちくま文庫)(2000/01)佐野 眞一商品詳細を見る 書庫を整理していて思わず読みふける。 上京したてのころによく読んだ本だ。 佐野眞一の書いたもので 出版業界志望者が読むべき本といえば、 『だれが「本」を殺すのか』を挙げるのが普通だろう。…

「不安な心をしずめる名言」読者からの感想(3)

福島の大学に通う読者の方から 「不安な心をしずめる名言」の 感想メールをいただいた。 --------------------------------------- 真山さん初めまして。 本屋の元気が出る本のコーナーで 「不安な心をしずめる名言」を見つけました。 私は現在、福島県内の…

「思考停止ビジネス」(坂口孝則/徳間書店)

売りたかったら客に考えさせるな! 思考停止ビジネス(2011/03/19)坂口 孝則商品詳細を見る ちょっとだけ仕事が一段落。 また明日からがんばらねばらないが、 溜まっていた本の紹介を少しずつ。 いわゆる悪徳商法の本は多田文明氏をはじめ、 多くの本がすでに…

将来への不安で今の幸せを忘れたくはない

本末転倒ではないか、と思うのときがある。 来るべき将来を心配するあまり、 今、生きている日々を大事にしていないようなときだ。 健康のためなら死んでもいい--。 なんじゃそらといいたくなるフレーズだが、 ほんとのところは、笑えなかったりする。 手…

新幹線でゲラ読み&朝食

早朝から新幹線で移動。 列車内で仕事するのは嫌いじゃない。 ただ気がついたら寝ているケースも多い。 写真は品川で調達した朝食。 寝てしまう要因がここに潜んでる気もする。 いただきます。カフェモカってこんなんだったのか…

クソ忙しい最中に高島政伸が離婚できるかに思いを馳せる

僕の手元には今、ゲラがある。 これを連休明けにはチェックを終えて、 編集者に戻さねばならない。 だが、僕はふと高島政伸の離婚問題について考えている。 芸能人の離婚。よくある話だ。ありすぎるくらいだ。 離婚するために結婚しているという噂もある。 …

志茂田景樹の名言が心に響く

作家の志茂田景樹氏がつぶやく言葉がいちいち良い。 なかでも良かったのが、コレだ。 まさに、不安な心をしずめる名言だ。 ----------------------------------------------------- 壁に突きあたったら寛げばいい。 うろたえて乗り越えたり 突き破ろうとする…

経営者は自分と反対のタイプを側近に置け

4人が死亡した「焼肉酒家えびす」チェーンの集団食中毒。 必ず、というわけではないが、僕も焼肉屋にいけば、 ユッケを頼むことはあるので、少なからず衝撃を受けた。 日本人は刺身で慣れているため、生食への抵抗がなさ過ぎるのかもしれない。 社長の勘坂康…

『JIN -仁-』の名言も本に収録

このドラマ不況の時代に、 平均視聴率26.1%、瞬間最高視聴率は31.7%を記録した 『日曜劇場 JIN-仁-』。 キャストがはまったのもさることながら、 現代の医師が幕末にタイムスリップするというSFものでありつつ、 細部にこだわりがある分、妙にリアリティが…

自殺急増の理由が女性タレントにある、は本当か

年間の自殺者が3万人を超えて久しい。 日本のどこかで、15分に1人が自ら命を絶っている状態だ。 地震がなくても日本はとっくに緊急事態を迎えていると僕は思っている。 それでも昨今は自殺対策の取り組みもあってか、 多少は減少傾向にあった。 しかし、…