真山知幸ジャーナル

告知、執筆活動の記録のほか、書評、名言、偉人についてなど

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

電通の仕事に編集者は耐えられるか

電通で違法な長時間労働が常態化していた――。女性社員の方が自殺したことで、そんな事実が明るみなり、社会的に問題視されています。 マスコミ全般そうだとは思うのですが、出版業に携わる人たちも、長時間労働に陥っているケースが少なくありません。そんな…

格差なき病、それは梅毒

『〇〇の世界史』というタイトルの本もいささか食傷気味ですが、『性病の世界史』は面白いです。草思社が2003年に発行した『王様も文豪もみな苦しんだ性病の世界史』という本が、2016年2月に文庫化されたもの。 文庫 性病の世界史 (草思社文庫) 著者は1971年…

仕事が進まないときにゲーテならどうする?

偉人エピソードは数あれど、そこからどんな教訓を得られて、どんなふうに活かせるのか。 そんな視点から、斎藤学さんは、『座右の諭吉』『座右のゲーテ』という新書を書いています。言うまでもなく、『座右の諭吉』は福沢諭吉について、『座右のゲーテはゲー…

居場所をいくつか持つということ

児童館や学童クラブごとでの対抗チームを組んだサッカー大会が、地元で開かれました。 かなり寒かったけど、子供たちは元気に走り回る、走り回る。 大会は盛り上がって、敗戦に涙を見せる子どもたちの姿も。 この大会を目標にしてきたチームもあったみたいで…

討論ではない「座談会」が日本人にはよく合う

インタビュー、対談をまとめるのが、三度の飯より好きなワタクシ…・・。 いや、さすがにそれは言い過ぎですかね。 でも、自分で文章を書くのは、全く違う筋肉を使っている感じが心地よいのです。 人数が多い座談会となると、一人一人の発言量は減るけれども…

話すように書く

書棚を整理していて、思わず読み返しているのが、『もっとおもしろくても理科』。 もっとおもしろくても理科 (講談社文庫) 清水義範さんの文章は心地よい。軽く書いているようで、これが結構、ムズカシイ。 東海林さだおさん、なんかもそうだけど、計算され…

「知らないこと」は「ない」のと同じ

年末ではし切れなかったので、年始の休みを利用して大掃除を。 すると、出てくるんですね。 「おー、こんなところに!これはいるものだから、捨てられないな」 というシロモノが。 でもですね、そこにあることを知らずに、それまで生活したわけです。 ならば…

Hanakoで「言葉の力で道を開く」の監修をしました

発売中のHanako(2017年1月12日、26日号)、第2特集は「開運招福BOOK」。 そのなかの「言葉の力で道を開く」のコーナーを監修しました。 サッチャー、与謝野晶子、ナイチンゲール、樋口一葉など、新年を持って生きた女性たちの言葉を紹介。 ポジティブな2017…