真山知幸ジャーナル

告知、執筆活動の記録のほか、書評、名言、偉人についてなど

2016-01-01から1年間の記事一覧

初めてのパン食い競争。起源には諸説あり

この10月に子どもの運動会があったという親御さんは多いはずだ。親子競技に参加して、久々に綱引きや障害物競争をした人もいるかもしれない。子どもの行事を通して、小学生時代を追体験すると、思わずノスタルジーに浸ってしまう。 その一方で、この年になっ…

亀田興毅のCMに心を打たれるとは……

良いCMだなあ。 亀田興毅の演技もなかなか……。 先輩にいじられるところとか、リアル。

どれだけ振り回されても、離れがたい人はいる?(桂望実の『嫌な女』で読み説く幸福論)

周囲を振り回してばかりの人が、世の中にはいる。他人の迷惑も顧みずに、己の欲望に忠実に生きるワガママな人のことだ。 できれば、お近づきになりたくないが、実のところ、偉人のなかにもそういう人は少なくない。野口英世もマルクスも、周囲を引きずり回す…

自分のウィークポイントに誘惑はスルリと入り込む(藤沢周平の『闇の歯車』で読み説く幸福論)

「この問題さえなければな……」 人生で、そんな悩みを抱くことは、誰にでもあるだろう。己の境遇かもしれないし、長きにわたるコンプレックスかもしれない。「なぜそんなバカなことをしてしまったのだ……」と周囲が唖然とするようなヘタな詐欺に引っかかったり…

いつも東京駅にいた

「用心は英知の長男である」と言ったのは、フランスの詩人ヴィクトル・ユーゴーだが、用心し過ぎていた僕は、いつも東京駅にいた。 それは、就職活動時期のことだ。 東京でマスコミの面接があるたびに、夜行バスで上京。30分足らずの面接を終えれば、帰りの…

夏の夜の親子丼

三島由紀夫、原敬、鳩山一郎らが愛した新橋の「末げん」の親子丼……には、 ほど遠いが、ふわとろ親子丼に挑戦。 親子丼は、太宰作品にもちょいちょいと出てくる。 『乞食学生』、『黄村先生言行録』では、こんな風だ。 -------------------------------------…

寂しい過疎の町でも日々はいつも新しい(『向田理髪店』奥田英朗)

向田理髪店 北海道の寂れた炭鉱の町にある「向田理髪店」。 客は昔から知った顔ばかりだ。 店主の康彦は、一度は札幌に出て大学生活を送り、 そのまま就職したが、結局、家業を継ぐことに。 父のヘルニアがそのきっかけだったが、それだけではなかったことが…

取り巻く世界は読書で変わる(『目でみる漢字』『よくわかる元素図鑑』)

目でみる漢字 小学生になったばかりの息子。 もともと、文字が書くのが好きだが、ひらがなよりも漢字のほうが、書きやすそう。 角ばっているから書きやすいのかな、と思っていたけど、それだけではなさそう。 漢字のほうが、意味と形をイメージしやすいよう…

ヤマメと山椒魚

いろいろと状況が変わり、全くブログを更新しておりませんでした。 やや落ち着いたので、また書きたいと思いまする。 献本もいろいろいただいているのに、すみません。 とりあえず、先日、 秋川渓谷で釣りとバーベキューをして、 釣った「渓流の女王」、ヤマ…

新刊『世界の大富豪100の言葉』を出しました!

すっかりブログを放置していました。 その理由が、この本を執筆していたからなのでした。 世界の大富豪 100の言葉 大富豪は偉人と比べてとかく印象が悪くなりがちなのですが、 「富」という具体的に世の中を変える手段を持った彼らの生きざまは、 実に波乱万…