伝記にされやすい偉人、されにくい偉人
エジソンの偉人伝は、誰もが目にしたことがあるだろう。
小学生のときに読む伝記モノの定番である
しかし、よく考えれば、エジソンは小学校中退。
それから母親の教育のみを受けて、早々と社会に出て、
後に発明家としての道を歩んでいく。
生き方として勇気を与えられるが、
学校側として、決して好ましいストーリーではないはず。
だって学校行かなくても偉業を成し遂げられる、
いや、学校に行かなかったからこそ、偉業を成し遂げられた、
ということなのだから。
そんなわけで、エジソンの子供向けの伝記には、
「学校が悪かったわけではないのよ」的な
言い訳がなされている。
出版社としても学校側に敬遠されるのは痛いものね。
そのあたりを調べて書いているのが、下の新書。
ただ、そのことがメインテーマではないので注意。
天才の秘密を解き明かす一環として、
そんなことも書かれているよ、くらいです。
でも面白かったなあ。
天才はなぜ生まれるか (2004/04/08) 正高 信男 商品詳細を見る |
伝記にされやすい偉人、
されにくい偉人というのは確実にいると思う。
野口英世なんかも「伝記業界」では人気だけど、
人間としてろくでもない面が満載だけどなあ(笑)