真山知幸ジャーナル

告知、執筆活動の記録のほか、書評、名言、偉人についてなど

自転車で隣町へ繰り出そう

初夏のようなゴールデンウィーク2日目。

気持ちよい風を頬に感じながら、

僕はママチャリを漕いでいた。

前方には妻が漕ぐ電動自転車。

「いけー!」

と子どもが腕を高く上げているのが見える。

パナソニックの「ギュット・ミニ」はすこぶる快調のようだ。

実は数時間まえに買ったばかりものである。

小さい子どもが一緒だと、

どうしても公共機関に不便を感じることがある。

マイカーがない我が家は、これから自転車での大移動が

盛んになりそうだ。

せっかくだから、自転車でないと行きにくいところへ、と

ちょっと離れた町の公園まで。

見慣れない公園に子どもも大はしゃぎだった。

 

しばらく経つと、

妻はもう公園で知り合いができていた。

ママ友というやつだが、そのときは盛り上がっても、

連絡先の交換はしないことが一般的には多いようだ。

またここの公園で会いましょう、ということだろう。

 

ちょっと飲み屋での出会いに似ている。

運が良ければまた会うかもしれないし、

もう二度と会わないかもしれない。

それも含めて「縁」だと考えるほうが、楽しみは増える。

予定調和な出会いが多くなった今だからこそ、

そうした「人生の含み」を持たせるのはよいことのように思う。

「また来ようね」

とご機嫌な息子。

帰りは僕が電気自動車に。

初めてだったが、走り出しが全然違う。

ペダルを踏み込むと、ぐんと加速する。

すいすい進むものだから、

このままどこまで行けるような気がした。