亀岡事故を予見していたような「ののちゃん」
痛ましいニュースが胸に刺さるようになったのは、
ここ数年のことかもしれない。
おそらく受け手である自分側の変化だろう。
子どもの事故が特につらい。
集団登校中の児童の列に乗用車が突っ込んだ、
運転していたのは18歳の無免許。同乗者が2人。
夜通しのドライブで居眠りしていたという。
事故後の態度についての信じがたい情報も行きかう。
激情に走らないようにと思いながらも、
ランドセルが散乱する写真をみると、
制御が難しくなる。
テレビをつければ、事故の遭った道路は、
以前から危険だと指摘されていたとのこと。
道路は、国道の抜け道で、道幅の割りには
交通量が多く、保護者が注意を喚起していたという。
番組キャスターの締めのコメントは
「迂回の近道はドライバーにとっては便利でも、
そこに住む人にとっては危険」。
そういった視点はもちろん重要だ。
しかし、今日の今日では、
あまりにも冷静すぎる態度のような気がした。
ニュースを見た後、
朝刊を開いて今朝の朝日新聞の
「ののちゃん」を観て驚いた。
まるで事故を予見するような内容だったからだ。
写真でコマを引用する。23日の朝刊である。
亡くなったのは、2年生の女の子、
26歳の女性、そして、お腹の赤ちゃんだ。
今なお、重体の子どもたちはなんとか助かってほしい。