真山知幸ジャーナル

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三谷幸喜の「清須会議」がやたらと楽しい

清須会議清須会議
(2012/06/27)
三谷 幸喜

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「光秀が謀反を起こした理由。

俺にはなんとなく分かるんだ。なんとなくだよ。

俺、光秀を追いつめ過ぎたのかもしれない。

弁解に聞こえたらあれだけど、まあ、

俺もこういう性格だから、カッとなったら

自分を抑えられなくなるだろ。」

 

なんだ、なんだ、この織田信長は(笑)

いよいよ死ぬときもこんなだ。

「それでは皆さん、さようなら。

なかなか楽しい人生だったと言えるのではないでしょうか。

光秀、地獄で待ってるぜ」

現代語訳にしても、フランクすぎるだろ!

あ、これはプロローグで、信長が亡き後の

跡目を決める清洲会議での心理合戦がメインなんだけどね。

いやあ、面白いわ。

柴田勝家、秀吉、丹羽長秀お市・・・などなど

次々と出てくる歴史人物が、それぞれの思惑を抱いて、駆け引きをする。

三谷ワールド全開の本作。

実はまだ中盤くらいまでしか読んでないんだけど、

すでに、おススメであります。