大学ロボコンで観た東京大学の強さ
東京大学の安定した強さに思わず唸った。
共通のルールの下、3台のロボットを動かすのだが、
とにかく速い!かつ、正確なのだ。
大会を見ていて、
印象的な場面が2つあった。
1つは「東京大学に一矢報いる!」と
奇襲作戦に出たチーム。
成功したら面白かったが、
東京大学がスピードで寄せ付けなかった。
奇襲をする暇さえも与えなかったのだ。
もう1つは、少人数で挑んだ三重大学。
ベスト8まで進んだが、試合直前の故障に泣いた。
だが、この故障は、三重大学がこれまでどおりの
スピードで操縦できていれば、問題のない内容だった。
普段どおりやれば大丈夫、
そう言い聞かせて望んだが、まさか、が起きた。
いつもより操縦に手間取り、故障の部分が致命的となった。
勝負では、「絶対起きてほしくないこと」を想定した時点で、
それが起きてしまうものなのかもしれない。
プローゲーマの梅原大吾が書いていたことにも通じるが
相手がどんなやり方で来ようが関係ないくらいに、
自分のスタイルを磨き上げる。
それこそが、勝利の王道なのだろう。
普通でないことを普通にやってしまう。
とことん正攻法で確実に勝利を重ねる姿に、
揺るぎない王者の風格を感じた。
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