真山知幸ジャーナル

告知、執筆活動の記録のほか、書評、名言、偉人についてなど

コンビニの本コーナーに罠が仕掛けられている

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コンビニというと、手軽で簡単。

売っているものもお手ごろ価格で、

すぐ使えて、役に立つものが満載だ。

それは本、雑誌コーナーにおいてもそうで、

廉価版のペーパコミックだったり、

薄っぺらい血液型の本だったりをよく見かける。

人生を揺るがすような本をコンビニで探す人は

そんなに少ないだろう。

だが、コンビニの様子も変ってきた。

お手ごろのアイテムだけでなく

おにぎりや弁当、パンも少し値段が

高い高級路線のアイテムを見かけるようになった。

それに応じて、本も随分と骨のある

書籍を置くようになったので、油断ならない。

まさか「面白くて眠れなくなる数学」が

コンビニに置かれているとは・・・・。

この本は、苦手意識を持たれがちな数学が

僕らの生活の身近にあることを

平易な内容で教えてくれる。

そういう意味では、確かに誰でも手軽に読めて、

役に立つ本だが、しかし、同時に数学の深遠な世界へと

導いてくれる本でもある。

うっかりこんな本を手にとってしまうと、

気軽にコンビニへ来たはずが、

著者の圧倒的な情熱で、数字の宇宙へと

連れて行かれしまう。

寝付けなくてコンビニに来た人は

ますます眠れなくなるだろう

いいのか、置いて(笑)

面白くて眠れなくなる数学面白くて眠れなくなる数学
(2010/07/17)
桜井 進

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