真山知幸ジャーナル

告知、執筆活動の記録のほか、書評、名言、偉人についてなど

実は危険な体育の授業

「首の骨折れたらどうすんのよ・・・」

 

僕は体育の授業では事あるごとにそう思っていた。

悪ふざけして体育館の2階から飛び降りたり、マットでバク転したりとか、まあそういう猿どもは、本人の自由なので、まあ別によろしいのだが、授業でやるとなれば別。

結構、危険なことをやらせてると思う。

いやいや、ちょっと足滑らして打ち所悪かったら死ぬんじゃないの、みたいな。

ビビりなので、そんな心配だけは人一倍あり、

いかに危険なく体育の授業をやり過ごすかが

僕の青春時代における重大な課題なのであった。

で、こんなニュースを読むたびに、やはり、と思うのだ。

組み体操で重い障害、県に622万円支払い命令

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110426-00000456-yom-soci

もちろん、レアケースだろう。

しかしだからと言って、そんな危険を冒してまで運動ってせにゃいかんのだろうか?

勉強と違って受験があるわけでもない。

思いの思いのレベルで体動かすのを楽しめばよいのではないかい?

平均値で煽って、同級生で競わせて、無理させて、あげくのはてにはこんな事故。

そもそも体育の教師は、運動ができる種族なので、できない人間の気持はわからん!

彼らはスポーツマンが好きなのであって、もやしっ子に体を動かす楽しみなど教えるつもりもないのだ。

脳みそも筋肉ででてきるから無理もなかろうが、監督の仕方も隙だらけでこんな事故が起きるのである。

僕が体を動かす楽しさを知ったのは、すべて社会人になってから。

学校教育は苦手意識を植え付ける以外は、何の役目も果たさなかった。

まあ散々に恥をかかせてくれたことだけは、その後のバネになりましたがね。

こんなもんは戦時中の兵隊育成のなごりでしょうが。

全くもってナンセンス。

日本の体育教育については、必ず死ぬまでに1冊書くので、覚えておくよーに。