東日本大震災で売れた本
東日本を襲った1000年に一度とも言われる大地震。
都内にいた僕は、自宅まで4時間かけて徒歩で帰宅した。
途中の自転車屋では、チャリを求める人で殺到していたが、
自転車が悠々と走れるような状態でもなかった。
復旧するかどうかわからん鉄道を待つよりも、
早めに徒歩を選択して正解だったと思う。
にしても、まさに足が棒のようになった。
限界まで来ると、手を思い切り振って歩くことで、
神経が足から手にいくように仕向けた。
余計にしんどそうに見えるが、これがなかなかに効果的なのである。
時折、ダッシュもした。
徒歩よりも楽に感じることもあった。
さまざまな歩き方を試しながら、脳裏に浮かんだのはこの本。
明日から必ず売れるだろう、と思っていたら、
案の定、先週の書店の売れ筋ランキングに入っていた
(八重洲ブックセンター本店、6日~12日の7位)。
震災時帰宅支援マップ 首都圏版 (2005/08/01) 不明 商品詳細を見る |
これからは原発本が売れるだろう。
今まさに突貫工事で作成している出版社もあるはずだ。
原発に代わるエネルギーについては、それが可能かどうかも含めて、
冷静な筆致で書かれているものを待ちたい。
理想論に終始しないものを。
ちなみに、帰宅すると、我が家の被害は写真のように
書斎部屋の書類が散乱していたくらい。
汚いときの部屋と大して変わらなかった。