真山知幸ジャーナル

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スタジアムでビールを飲んで歌えば楽し

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FC東京のサポーターになって、まる3年ほどが経つ。諸先輩方に比べるまでもなく、まだ日が浅いわけだが、それでも、なかなかどうして、チームや選手への愛着というものが沸いてくるものである。

 

何が楽しいかといえば、まずは野外でビールを飲むのが楽しい。ゴール裏で、らららと歌いながら、得点が入れば騒ぎ、失点すればえらく落ち込むというのも、また楽し。仲間と観るのも良し、ひとりでぽつねんと観るのも良し。

 

いつの試合だったか、その日は一人でゴール裏近くで観戦していた。例のごとく、大声で歌いながら、ビールを飲んでおり、サッカーを観てなければ、ただの酔っぱらいである。

 

得点が入って盛り上がったそのとき、とんとんと背中を叩かれたので、振り向くと、好青年がハイタッチを要求している。おお、とすぐに応じて、この男は僕が一人で来ているものだから、喜びを分かち合う相手がおらんだろうと、わざわざ、背中をとんとんしてくれたのだと、思い至った。なんだか、妙に嬉しかった。

 

Jリーグは地域密着型なのがよい。スタジアムに足を運び、試合結果を普段からチェックするようになれば、選手も次第に覚えて来る。そこからが、いよいよ楽しい。スタジアムへ身を投じるべし。