真山知幸ジャーナル

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『社会人英語部の衝撃』(清涼院流水著・KADOKAWA/中経出版)

気配を共有することが、大人の友情の深め方」だと言ったのは坂崎重盛さんですが、この「社会人英語部」は「情熱を共有すること」で友情を深めている、ともいうべき、熱量の高いグループです。

社会人英語部の衝撃―TOEIC(R)テスト300点集団から900点集団へと変貌を遂げた大人たちの戦いの記録社会人英語部の衝撃―TOEIC(R)テスト300点集団から900点集団へと変貌を遂げた大人たちの戦いの記録
(2014/08/22)
清涼院 流水

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読後、思ったことは・・・・・。

自分も続けていればよかった・・・。

実は僕も、この英語部に初期の頃に何度か参加していたのです。

天気のよい休日に、歌舞伎町にあるルノアールの会議室で、稀代のミステリー作家によるTOEICの講義を受ける、というのは、なかなかありえないことでして、「これはなんだかすごいことだ・・・」と思った記憶があります。

しかし、意志薄弱につき、継続できず、幽霊部員となった次第。あれから、どんどんメンバーも増えて、みな実力を上げていったのだなあ。本書を読んで、しみじみ思いました。のっけから、田中さんが出てきたのには、驚いたなあ。

そんなわけで、TOEICにこれから取り組みたい人には、刺激的な1冊です。流水さんのTOEIC愛に満ちた、『不思議の国のグプタ』とともに、是非に(参照:清涼院流水のTOEIC小説『不思議の国のグプタ』が破天荒すぎる

さて、流水さんは、作家の英語圏進出プロジェクト「THE BBB」の編集長でもあります。こちらには、ワタクシも参加させていただく予定で原稿作成中なので、またお知らせいたします。