真山知幸ジャーナル

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映画「ブレックファスト・クラブ」(ジョン・ヒューズ監督)

ブレックファスト・クラブ [DVD]ブレックファスト・クラブ [DVD]
(2001/09/21)
エミリオ・エステベスモリー・リングウォルド 他

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ひゃあ、懐かしい映画と、久々に鑑賞。

高校のときに何度か授業で見たのだが、

今観ると、大麻吸ってたり、

よくまあ、先生もみせたものだな、と。

おそらく、映画好きの先生だったのだと思う。

当時は、教師は教師という認識のみで、

そんなことすらも分からなかったけど。

勿体無い付き合い方だよな。

5人の高校生たちが、それぞれ問題を起こしたため、

休日に図書館に集められて、そこで軟禁状態で、

課題の作文を書かされるというストーリー。

集められたのは、見事にばらばらなタイプの学生たち。

不良、スポーツマン、優等生、お嬢様、不思議ちゃん・・・。

初めは関係はぎこちなく、ちょっかいを出す不良と

スポーツマンが口論するばかりだったが、

時間が経つにつれて、お互いのことをぽつりぽつりを語り出し・・・。

 

教師の安易なレッテル貼りに反発しながらも、

自分の属するカテゴリーを否が応でも意識してしまい、

それにふさわしい行動をとってしまいがちだ。

そのあたりがうまく描かれており、

5人が十分に仲良くなった後ですら、

   

「今日の日が終わり、

明日、廊下ですれ違ったら

お互いに挨拶できるか」

  

と誰かが言い出したときに、微妙な空気が流れてしまう。

学生生活では、それぞれの「属性」が根強いからだ。

 

そんな単純にカテゴライズされたくない、と思いつつ、

自分らしさの檻のなかでもがいてしまう(by ミスチル名もなき詩」)

のが、青春時代なのかもしれんね。

ラストはすがすがしい。

青春映画が無性に観たくなったときにどうぞ。

にしても、アンソニー・マイケル・ホールが暗い秀才役とは・・・。

こんなニュースもありましたな。

海外ドラマ「デッドゾーン」のアンソニー・マイケル・ホール、逮捕

http://www.hollywood-ch.com/news/11091802.html?cut_page=1