東野圭吾が描く「片恋の美しさ」
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テレビで映画「容疑者Xの献身」を観た。
原作は東野圭吾である。
この作品で彼はようやく直木賞を受賞。
それまで何度も候補に挙がりながらも落選し続けた理由として、
選考委員のある方との確執が噂にもなった。
知っている人も多いかもしれない(※1)。
この映画、実は観るのは、2回目だ。
堤さんの演技があまりにも良かったので、
もう一度観てしまったのである。
やっぱり二度目でも良かったなあ。
わかっていてもあのラストシーンで、
胃がせりあがるような切なさを覚える。
太宰のこの言葉が思わず浮かんで来たのだった。
「片恋というものこそ
常に恋の最高の姿である。」
(『チャンス』)
【※1】
http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20060121/1137845172
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