真山知幸ジャーナル

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東野圭吾が描く「片恋の美しさ」

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(2009/03/18)
福山雅治柴咲コウ

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テレビで映画「容疑者Xの献身」を観た。

原作は東野圭吾である。

この作品で彼はようやく直木賞を受賞。

それまで何度も候補に挙がりながらも落選し続けた理由として、

選考委員のある方との確執が噂にもなった。

知っている人も多いかもしれない(※1)。

この映画、実は観るのは、2回目だ。

堤さんの演技があまりにも良かったので、

もう一度観てしまったのである。

 

やっぱり二度目でも良かったなあ。

わかっていてもあのラストシーンで、

胃がせりあがるような切なさを覚える。

太宰のこの言葉が思わず浮かんで来たのだった。

「片恋というものこそ

常に恋の最高の姿である。」

(『チャンス』)

【※1】

東野圭吾氏、直木賞受賞オメ

http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20060121/1137845172

 

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