ダメ息子に悩まされた「音楽の父」
今日3月21日は「音楽の父」「大バッハ」と呼ばれるヨハン・ゼバスティアン・バッハの誕生日だ。
バッハは非常に几帳面で、持ち物や貴重品の管理はいつも同じでなくては気が済まなかった。置く場所が常に一定ではなく、毎日のように、物をなくしている私とは、大違いである。
肖像画を見れば、物事に厳格そうな顔つきをしている。私が何かの拍子でご一緒することがあったならば、必ず叱責を受けたに違いない。知り合いじゃなくてよかった。無駄使いも嫌ったという。
ただ、これは『ざんねんな偉人伝』では、書ききれなかったが、息子たちには甘く、金を吸い取られても、厳しくすることができなかった。音楽家としての将来に期待したりしている。そこは何だか人間らしくて、ほっとする。バッハの愚痴を聞いてみたいものだ。